街並みの画像

アルミフェンスの費用相場は?フェンスの特徴や選び方と合わせて紹介

アルミフェンスの費用相場は?フェンスの特徴や選び方と合わせて紹介

アルミフェンス施工事例

アルミフェンスは軽量でありながらも耐久性が高く、錆びにくくメンテナンスも簡単というメリットがある外構フェンスの種類の一つです。また、シンプルなデザインが外構に馴染みやすいという特徴もあります。

この記事では、アルミフェンスを設置する費用相場について知りたい方に向けて、アルミフェンスの費用相場や他の素材のフェンスとの相場の違い、工事内容による違いについて解説します。アルミフェンスを設置する際に業者を選ぶ際のポイントも紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。

アルミフェンスの特徴

アルミフェンスとは、アルミの形材(かたざい)を使用したフェンスの種類のことです。シンプルなデザインが主流ですが、木目調など見た目を意識したデザインもあります。

横板タイプ、縦板タイプ、細い格子タイプや通気性を確保できるルーバータイプなど、形状もさまざまで必要に合わせた商品を選ぶことが可能です。また、住宅の窓サッシなどと同じ色を選択できるため、どんな住宅にも合わせやすいフェンスといえるでしょう。

軽量で耐久性が高い 

アルミフェンスのメリットは、軽量でありながらも耐久性・強度が高い点です。近年は地震や台風、暴風、大雨などが多いため、フェンスが崩れたり倒れたりすることで事故につながる可能性もあります。そういった事故を防ぐためにも、耐久性や強度の高さは大きなメリットになるでしょう。

また、アルミフェンスは腐らない素材なので、ウッドフェンスなどと比較すると非常に耐久性が高いです。数十年と使用する外構フェンスでは、耐久性は重視したいポイントです。

錆びにくく簡単にメンテナンスできる 

アルミフェンスは劣化によるサビにも強く、見た目を維持しやすいです。特に、ウッドフェンスなどは腐りやすいですが、木材のようなデザインのアルミフェンスを選べば、木のようなオシャレなデザインの腐りにくいフェンスを設置することが可能です。普段のメンテナンスはほぼ不要で、汚れが気になったら拭き取る程度で大丈夫でしょう。

シンプルなデザインで外構に馴染みやすい 

アルミフェンスは、高さや板の幅などのバリエーションが豊富でデザインがシンプルなので、どんな外構にも馴染みやすいです。シンボルツリーや植栽と合わせる場合には、木目調のアルミフェンスを選ぶと良いでしょう。

テラス屋根やカーポートなどと同じカラーバリエーションのものを選ぶと、外構全体でまとまりのあるデザインになり、家の見栄えが良くなります。

アルミフェンスの費用相場 

アルミフェンス施工事例②

アルミフェンスの費用相場は、1m当たり1万円〜6万円程度と価格の幅が広いです。これは、アルミフェンスは高さやデザインのバリエーションが多く、設置場所によっても費用が異なる点が理由として挙げられます。また、フェンスの基礎工事費も合わせてフェンスの種類を検討することも大切です。

ここでは、アルミフェンスと他の素材のフェンスの費用相場の違い、工事内容による費用相場の違いなども合わせて解説していきます。

他の素材のフェンスとの費用相場の違い 

アルミフェンスの他にも、外構フェンスにはさまざまな種類があり、それぞれで費用相場が異なります。アルミフェンスと他の素材のフェンスの費用相場は下記の通りです。

フェンスの素材 費用 / 1m 素材の特徴
アルミ製 10,000円〜60,000円 耐久性が高い

シンプルなデザインが多く、比較的どんな家でもマッチする

スチール製 5,000円〜10,000円 値段が安い

シンプルなデザインが多く、どんな家にもマッチしやすい

樹脂製 10,000円〜30,000円 木材のようなデザインのものが多い

メンテナンスが不要で木製と比較すると長持ちする

木製・天然木 30,000円〜40,000円 オシャレな印象防音効果も期待できる

ナチュラル風やカントリー風の家に合う

外構フェンスは素材によって特徴が異なるため、アルミフェンスは耐久性が高い、スチールフェンスは値段が安いなど、それぞれの違いを理解した上で設置する必要があります。

フェンスの素材ごとの違いについては、「目隠しフェンスの後付けは大変?費用や設置のポイントを解説」の記事をご参照ください。

工事内容によっても費用相場は異なる 

アルミフェンスに関わらず、外構フェンスは設置場所などの工事内容によっても費用が異なります。フェンスの設置に関する工事には、主に下記の3種類があります。

  • フェンスの柱の部分に基礎ブロックを設置する
  • 既存のコンクリート擁壁に穴を空けて柱を埋め込む
  • 化粧ブロックなどを積み上げて上部にフェンスを設置する

基礎工事はフェンスの安全性を確保するために大切な部分です。工事内容と費用のバランスを考えて選ぶようにしましょう。

目隠しフェンスの施工内容については、「目隠しフェンスの後付けは大変?費用や設置のポイントを解説」の記事を参考にしてみてください。

アルミフェンスを設置する目的 

アルミフェンスを設置する目的を明確にすると、フェンス選びがスムーズになります。アルミフェンスは耐久性が高いため、大地震などで壊れない限り、リフォームをするケースも少ないです。フェンスを設置したことを後悔しないためにも数年~数十年先を見据えた計画を立てるのがポイントとなります。

アルミフェンスを設置する目的としては、主に下記の3つが考えられます。

  • 土地の境界線
  • 防犯対策
  • 目隠し・プライバシーの確保

まずは、自分がなぜフェンスを設置したいのかという、設置する目的をしっかりと確認しておきましょう。

土地の境界線

フェンスを設置すれば隣地との境界が明確になり、ご近所トラブルの防止にもつながるため、「土地の境界を明確にしたい」という目的で設置を検討する方は少なくありません。

道路に面している部分に設置する、お隣との境界に設置するといった場合は、家の外観を損ねないデザイン性があり、メンテナンスがあまり必要ないことからリフォーム工事の手間が少ないアルミ製フェンスがおすすめです。

リフォーム工事の回数が増えると、お隣さんに工事の連絡をしなければいけないなどの手間がかかるため、できるだけ工事回数は少ないほうが良いでしょう。

また、芝生などの植物の越境を防ぎたい場合には、基礎ブロックと合わせてより境界を明確にしておくと安心です。

防犯対策 

防犯対策としてフェンスを設置したいという方は多いですが、その際にも耐久性が高いアルミフェンスの設置がおすすめです。

防犯対策としてフェンスを設置する場合は、1.5m以上の高さがあるフェンスを選ぶと良いでしょう。外から見えにくくすると、不審者が侵入する際のハードルが高くなり、防犯効果が高まります。

しかし、家全体を隙間なく高いフェンスで囲ってしまうと、敷地内に侵入されたときに外からの死角が多くなって、逆に侵入しやすくなるというリスクもあるのです。そのため、防犯目的でフェンスを設置したいと思っている方は、1.5m〜1.8mほどの高さがあり、足元がしっかり見えるもしくは隙間があるタイプのフェンスを選んでみてください。

目隠し・プライバシーの確保 

お隣さんとの距離が近くて視線が気になる、家の前が道路で庭にいると通行人からの視線が気になるなどといった際に、目隠しやプライバシー確保のためにフェンスを設置する例も多い傾向です。

目隠しやプライバシー確保のためにフェンスを設置する場合は、高さや目隠し率に注目してフェンスを選びましょう。目隠しをするのだからと高いフェンスを選んでしまいがちですが、高すぎるフェンスを選ぶと圧迫感が出るなどのデメリットにつながる可能性もあります。バランスを考えて選ぶようにしてください。

また、隙間のない目隠しフェンスを選ぶと、日当たりや風通しが悪くなる可能性もあるので、注意しましょう。

後悔しないアルミフェンスの選び方は? 

アルミフェンス

アルミフェンスを設置する際には、種類やデザインのバリエーションが豊富なため、いざ選ぼうとすると迷ってしまうことも多いです。

外構工事で失敗しないためにも、フェンスを設置する目的に合わせて適切な種類のフェンスを選んでいきましょう。ここでは、アルミフェンスの設置で後悔しないための選び方を紹介していきます。

高さ

フェンス選びの際にはまず、目的に合わせてフェンスの高さを決めていきましょう。フェンスの種類によっては希望の高さがない場合もあるので、フェンスの種類から決めると目的と方向性がずれてしまう可能性があります。

目的ごとに必要なフェンスの高さは、下記の通りです。

目的 必要はフェンスの高さ
土地の境界線 80cm〜120cm
防犯対策 150cm〜180cm
目隠し・プライバシーの確保 150cm〜200cm

先ほども解説したように、防犯対策や目隠し・プライバシー確保の目的で設置するフェンスは、高すぎるものを選ぶとさまざまなリスクやデメリットにつながりかねません。業者と相談しながら、場所ごとに適切な高さを検討していきましょう。

設置範囲

アルミフェンスを設置する場所や高さが決まったら、設置範囲を決めていきます。設置範囲を広くすると、その分工事費用もかさんでしまうため、あとで「高い費用をかけて広範囲に設置したけど、ここまで設置範囲が広くなくても十分だった」ということになりかねません。

逆に、設置範囲が狭すぎると「あと2mあれば良かったのに」といったような後悔につながるリスクもあります。後悔しないためには、フェンスが必要な範囲を事前にシミュレーションしておくことが大切です。

デザイン

外構デザインは外から見えやすい場所に設置することが多いため、「家のデザインとあっていなくて違和感がある」「カーポートなどと雰囲気があっていない」といった後悔につながる可能性があります。

アルミフェンスは、シンプルでありながらもデザイン性が良いというだけでなく、コスパも良いです。幅広い種類の中から選べるので、デザインで後悔しないためにも、自分の家にあったデザインのフェンスを探してみてください。

フェンスの選び方や施工事例については、「目隠しフェンスの施工例をまとめて紹介|フェンスや業者の選び方は?」の記事をご参照ください。

アルミフェンスの設置依頼する際の業者の選び方

アルミフェンスの設置を依頼する際には、業者選びが重要です。業者を選ぶ際には、下記の3つのポイントを意識してみてください。

  • 施工実績を確認する
  • 事前に見積もりをする
  • 複数の業者を比較する

それぞれ見ていきましょう。

施工実績を確認する 

アルミフェンスの施工を依頼する業者を検討する際は、まずホームページなどで業者の施工実績を確認するところから始めましょう。施工写真が豊富であれば、フェンスの施工に関して信頼できますし、その業者が設置を行っているフェンスのイメージが掴みやすくなります。

さらに、施工実績を確認することで、自分が依頼したいフェンスのイメージに近いかを確認できるのです。より自分の設置したいフェンスのイメージに近いものを取り扱っている業者を選ぶためには、施工実績の確認が重要といえます。

事前に見積もりをする

施工実績を確認したら、検討している業者に見積もりをしてもらいましょう。アルミフェンスの設置にかかる費用は条件によって大きく相場が異なるため、見積もりをしてもらって、自分が依頼する条件ではどのくらいの費用がかかるのかをしっかりと把握しておくことが大切です。

設置範囲や高さ、デザインなどで悩んでいる人は、複数の条件で見積もりをしてもらうのも良いでしょう。理想を伝えた上でいくつかのプランを提案してもらえば、より理想や予算に合ったフェンス選びができるかもしれません。

複数の業者を比較する

一社にのみ見積もりを依頼すると、見積もりで提示してもらった費用が相場より高いのか低いのかが分かります。先ほども解説した通り、アルミフェンスの設置費用は条件によって異なるため、見積もり金額が相場よりも高いのか低いのかを判断しにくいです。

そのため、複数の業者に見積もりを依頼して比較することで、大体の相場を把握できます。相場を把握した上で、施工例や見積もり金額のバランスを見ながらじっくり検討するのがおすすめです。

まとめ

アルミフェンスの設置にかかる費用の相場は、1m当たり1万円〜6万円程度です。しかし、アルミフェンスは高さやデザインのバリエーションが多く、設置場所によっても費用が異なるため、価格に幅があります。業者にアルミフェンスの設置を依頼する際には、事前に見積もりをしてもらうと安心です。

FUJISHOでは、お客様のご要望に応じた高さやデザインのアルミフェンスを提案させていただきます。設置範囲や工事計画などのお悩みもお気軽にご相談いただけるので、アルミフェンスなどの外構フェンスをご検討の方は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。見積もりは無料で行っております。