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目隠しフェンスを設置する際の独立基礎とは?設置方法を詳しく解説

目隠しフェンスを設置する際の独立基礎とは?設置方法を詳しく解説

庭や家の周りに目隠しフェンスを設置したいと考えている方もいますよね。しかし、目隠しフェンスの設置方法は大きく分けて2種類あり、それぞれで特徴が異なります。

今回は、その2種類の中から、独立基礎に設置する方法について詳しく解説していきます。目隠しフェンスの設置方法の違いや独立基礎のメリットデメリット、設置にかかる費用・工期なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目隠しフェンスの重要性

目隠しフェンスはその名の通り、フェンスを設置して外から見られるのを防ぐためのものです。自宅が道路に面している、お隣さんから庭が丸見えになっているなど、周囲からの視線に悩んでいる人は少なくありません。そういった場合に、周りから見られやすい部分に設置することで、周りの視線を遮る効果を得られるのが目隠しフェンスです。

フェンスが低いと目隠しとして機能しないため、目隠しフェンスは高さ1.5m以上の比較的高いものとなります。

目隠しフェンスについてより詳しく知りたい方は、「目隠しフェンスの後付けは大変?費用や設置のポイントを解説」の記事をご参照ください。

目隠しフェンスの設置方法

目隠しフェンスについて解説しましたが、そんな目隠しフェンスには主に2つの設置方法があります。設置できればどちらでも良いのではと思ってしまうかもしれませんが、それぞれの設置方法は特徴が異なるため、設置したい場所に合わせて選ぶと良いでしょう。まずは、2つの設置方法はどのように違うのか、それぞれ解説していきます。

  • 独立基礎に設置
  • ブロックに設置

順番に見ていきましょう。

独立基礎に設置

独立基礎とは、フェンスを建てる際に使用するコンクリート製の基礎ブロックのことです。1個1個独立している状態の基礎ブロックを地面に穴を掘って埋めていき、基礎ブロックの穴に柱を立てる形で目隠しフェンスを設置します。

地面に直接柱を立てるための穴を開けてコンクリートを流し込む方法もありますが、費用が比較的安く施工も簡単という点から、一般的には基礎ブロックを埋める方法が選ばれます。

独立基礎による設置は、柱を立てる部分だけ工事をすれば良いですし、工事内容も基礎ブロックを穴に埋めて目隠しフェンスを建てるだけなので非常にシンプルです。

工期も比較的短いので、周囲に迷惑をかけずに短期間で目隠しフェンスを設置したいという方にもおすすめできます。

ブロックに設置

道路との境界などに低めに設置されているブロックを利用して、その上に目隠しフェンスを設置するのがもう一つの方法です。道路との境目や隣の家との境界などにブロックが設置されている家も多いでしょう。そういったブロックを有効活用できるのが、ブロックに設置する方法のメリットといえます。

しかし、全てのブロックの上にフェンスが設置できるとは限りませんし、ブロックの上に設置できるフェンスは柱の太さなどに制限が出てきてしまいます。ブロックに合わせなければいけないとなると、選べるフェンスの種類も限られてくるので、目隠しという意味ではあまり向いていないかもしれません。

独立基礎のメリットデメリット

地面から目隠しフェンスを建てたい、フェンスの設置に活用できるブロックがない、自由にフェンスを選びたいといった場合には、独立基礎に設置をする方法がおすすめです。では、そんな独立基礎による設置には、他にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、デメリットも合わせて解説していきます。

メリットデメリットを踏まえた上で設置を検討すれば、設置方法で後悔したり失敗したりするリスクを軽減できるでしょう。

メリット

独立基礎に設置することによるメリットとして特に大きいのが、工期が非常に短くできる点です。設置するための作業が非常に簡単なので工期が短く、価格も安く抑えられます。目隠しフェンスを地面に埋めて設置するよりも倒れたり破損したりするリスクが少なく、安全性も高いです。

また、ブロックに設置する方法と比べると、設置場所やフェンスの種類に自由度が高いという点もメリットとして挙げられます。

デメリット

独立基礎は地面に埋めて設置する方法よりも安全性が高いと解説しましたが、耐震性や風への耐久面が高いとはいえません。目隠しフェンス自体が風を受けやすいタイプの場合、風の力で曲がってしまうこともあります。安全性を考慮する場合、業者に相談をしながら設置するのがおすすめです。

また、目隠しフェンスの設置に使用する基礎ブロックのサイズは、フェンスの大きさや種類によって異なります。しかし、業者によって使用する基礎ブロックのサイズがまちまちなので、見積もりによる金額の比較などが欠かせません。費用面・耐久面などを考慮しながら、設置を依頼する業者を検討してみてください。

目隠しフェンスの独立基礎による設置にかかる費用・工期

ここまで、独立基礎を活用して目隠しフェンスを設置するメリットデメリットについて解説しましたが、実際に業者に依頼して設置する際にはどのくらいの費用・工期がかかるのでしょうか。詳しく解説していきます。

費用

先ほども解説した通り、独立基礎の基礎ブロックは状況に応じて使用するサイズが異なり、それに伴って費用も変わります。独立基礎の設置を業者に依頼する場合、基礎ブロック自体の値段に運搬費用や作業費用が付随し、大体1個あたり3,000円~4,000円ほどかかるのが一般的です。フェンスを設置する長さは人によってそれぞれですが、10m程度の場合は基礎だけで2万円ほどかかる計算になります。

フェンスの種類によっても費用が異なり、1mあたり5,000円前後のものから2万円前後のものまであります。費用を抑えたい方はフェンスの種類ごとの費用の差なども確認しておくと良いでしょう。

業者ごとに費用の違いがあるので見積もりが必須ですが、1mあたり1万円〜3万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

工期

設置にかかる工期は、設置するフェンスの範囲や状況によって前後しますが、早ければ3日程度あれば完了します。期間が長めの場合でも、1週間程度あれば設置が完了するでしょう。

工事の内容や状況は個人差があるため、実際に業者に依頼する際は、どのくらいの工期がかかるのかを事前に確認しておくと安心です。また、事前に工期を聞いていたとしても、何らかの理由で予定よりも遅れが生じる場合もあるという点も頭に入れておきましょう。

独立基礎で目隠しフェンスを設置する流れ

費用や工期を把握したところで、ここからは目隠しフェンスを独立基礎で設置する際の流れについて解説していきます。流れを知っておくことで、業者に頼んだ場合の作業の進行具合が分かるようになります。作業内容を知っていれば安心して任せられるので、設置の流れも確認しておきましょう。

設置場所に印をつけて穴を掘る

独立基礎は等間隔で埋めていく必要があるため、まずは位置が分かるように印をつけて準備をしていくのです。状況によっては印を残せる場所がない場合もあるので、その際は印の代わりに軽く穴を掘って場所を把握しやすいようにしていきます。

基礎の間隔が間違っていた場合は、当然ですが目隠しフェンスをうまく設置できません。簡単なように見えて、位置を間違えないように印を残すのは非常に重要な作業です。

穴に独立基礎ブロックを埋めて固める

目隠しフェンスの独立基礎を設置するポイントに印をつけたら、順次印をつけた場所を掘っていきます。穴の深さは基礎ブロックの半分〜2/3程度が埋まるような深さです。穴を掘ったら独立基礎を土の中に入れて、柱を立てていきます。

柱は、垂直に立てて均等な高さにしなければいけないため、全ての柱の高さや角度などを調節していく必要があります。高さを揃えるためにモルタルを入れて調整する、なるべくフェンスが水平になるように細かい調整はゴムハンマーなどを用いるなど、モルタルが固める前にさまざまな微調整を行っていきます。

掘った穴の周囲を整える

モルタルが固まったら、土を戻して見た目を整えていく作業です。土を戻す際には、上からついて独立基礎の周りをしっかりと隙間なく固めていきます。もともと砂利があった場所では砂利も戻すなど、完璧に元の状態に戻してから、独立基礎による目隠しフェンスの設置が完了となります。

目隠しフェンスの設置は業者への依頼が安心

独立基礎は作業工程が比較的簡単なことから、費用を抑えるためにDIYで自分でやりたいと考える人も少なくありません。しかし、独立基礎による設置は簡単なように見えて、フェンスの種類に適したブロックを選ばなければいけない、柱を垂直に高さが揃うようにしなければいけないなど、大変なことも多いです。

特に、柱の設置は、斜めになっていたり高さが揃っていなかったりすると、うまく設置ができない、設置できても強風などですぐに倒れてしまうということにもなりかねません。

ただ埋めて設置するだけならDIYでも行えますが、しっかりとした設置を行うのは難しいです。目隠しフェンスを安全性を保った状態で綺麗に設置するには、やはり業者に依頼をするのが安心でしょう。

まとめ

比較的短い工期で安く目隠しフェンスを設置できることから人気の設置方法が、独立基礎による設置です。独立基礎による設置は、工事内容が非常にシンプルで、ブロックに設置する方法と比較すると設置場所や設置するフェンスの自由度が高いといったメリットがあります。

DIYでの設置も不可能ではありませんが、安全性や綺麗な外観を重視するなら業者に依頼をするのが安心です。独立基礎による目隠しフェンスの設置を検討している方は、ぜひFUJISHOにご相談ください。お客様のご要望に合ったフェンスの提案や基礎ブロックのサイズの調整などを行っております。無料見積もりも行っているので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。