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目隠しフェンスの後付けは大変?費用や設置のポイントを解説

目隠しフェンスの後付けは大変?費用や設置のポイントを解説

庭がお隣から丸見えだったり、通行人からも見えていたりすると、周囲からの視線が気になってしまいますよね、家の中を覗かれているみたいで落ち着かないと感じたことがある人も少なくないでしょう。

そんな人におすすめなのが、「目隠しフェンス」です。家を建てる段階で目隠しフェンスを付けなかったことに後悔している方もいるかと思いますが、目隠しフェンスは後付けをすることも可能です。

この記事では、目隠しフェンスを後付けするメリットや費用、後付けをするときのポイントなどを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも目隠しフェンスとは

そもそも目隠しフェンスとはその名前の通り、道路や周囲などの外からの視線を遮ることに重点を置いているフェンスです。

普通のフェンスは、道路や周囲からの視線を遮る、道路や隣家などとの境目を明確にする、不審者が侵入しにくいようにするという役割があります。どちらも外からの視線を遮る役割がありますが、より特化しているのが目隠しフェンスです。

目隠しフェンスを後付けするメリット

目隠しフェンスについて解説しましたが、そんな目隠しフェンスを後付けすることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、目隠しフェンスを後付けするメリットを3つ解説します。

  • 周囲の人の視線が気にならなくなる
  • 外構がオシャレに見える
  • 防犯効果も期待できる

順番に見ていきましょう。

周囲の人の視線が気にならなくなる

オープンな外構の場合、中が丸見えになってしまい、近所からの目が気になるなんてことも少なくありません。せっかく庭があるのにほとんど活用できず、窓もカーテンを閉めてしまっているという人もいるのではないでしょうか。

しかし、目隠しフェンスを設置すれば、周囲の視線をカットしてプライバシーを確保できます。庭で子どもたちが遊んでいたり洗濯物を干していたりしても、周囲からの目が気にならないので、庭を十分に活用できるでしょう。

外構がオシャレに見える

目隠しフェンスをすると、オシャレな外構になります。特に、最近販売されている目隠しフェンスはデザイン性が高く、目隠しをするという役割を果たすだけでなく、家をオシャレに見せてくれるという大きなメリットがあるのです。

目隠しフェンスを付けるだけでも印象が変わり、周囲の家とは違うデザイン性の高い外構が作れるでしょう。

しかし一方で、デザイン性の高いフェンスは高額になりがちというデメリットもあります。予算も考慮しながらフェンスを選ぶようにしてください。

防犯効果も期待できる

外構がオープンな状態だと、子どもたちが庭で遊んでいるのが周囲からすぐに見えるため、不審者に狙われてしまうリスクが考えられます。

また、目隠しフェンスがないと外出しているのがすぐに分かってしまうので、空き巣にも狙われやすいです。空き巣は進入に手間がかかる状態を嫌がりますが、外構がオープンな状態だとすぐに庭から侵入できて、狙いやすい家と認識される可能性もあるでしょう。

一方で、目隠しフェンスによって完全に周囲からの視線がカットされている状態だと、不審者がいても気がつかないというデメリットがあります。少し隙間のある目隠しフェンスを使用すると、防犯対策としてちょうど良いです。

目隠しフェンスの素材

目隠しフェンスは、素材によって金額や性能が大きく異なります。それぞれのフェンスの特徴について解説するので、どのような素材のものが良いのかを検討する際の参考にしてみてください。

  • アルミ・スチール
  • ポリカーボネート
  • 樹脂
  • 天然木
  • その他の素材

素材によって目隠し度合いの違いはあまりありませんが、オシャレに見える素材や安く買える素材など、さまざまな種類があります。

アルミ・スチール

目隠しフェンスの素材の代表的なものとして、アルミやスチールが挙げられます。アルミは窓のサッシにも使用されている金属で、耐久性が抜群です。ブラック・ブラウン・シルバー・ホワイトなどのシンプルな色合いが多く、どんな家にもマッチするデザインになります。

アルミの種類の中には、下素材をアルミにして木調プリントしたものを表面にラミネートしてある、木製アルミという素材もあります。リアルに木目を再現してある素材が多く、見た目もオシャレなので人気が高いです。

また、スチールは安価ながらも表面に樹脂製の塗料が塗ってあり、雨で錆びないように工夫されています。衝撃などで塗料が剥がれてしまうのが難点ですが、安価で設置できるのは大きなメリットといえるでしょう。アルミと同様に色味がシンプルで、家に合わせやすいです。

ポリカーボネート

ポリカーボネートは、アルミカーポートの側面パネルやサンルームの屋根などに使用されている素材です。採光性に優れており、リビング前に設置しても光を遮断してしまうことがありません。磨りガラスのようになっているため、反対側が見えなくなり、目隠しフェンスとしてもピッタリの素材といえます。

樹脂

樹脂というと、樹脂粘土やプラスチックのようなものを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、木目をしっかりと再現した木材のようなデザインが多いです。木のフェンスだとメンテナンスが必要になりますが、樹脂であればメンテナンスが不要で長持ちします。

また、樹脂のフェンスは色味が豊富で、ブラウン系、ホワイト系、グレー系などのシンプルな色合いからブルー系、グリーン系のようなはっきりとした色のあるデザインのフェンスを選ぶことも可能です。家に合わせたデザインの目隠しフェンスを設置したいという人におすすめできます。

天然木

目隠しフェンスで天然木を選ぶのは、かなりオシャレ度が高いといえるでしょう。木の塀(ウッドフェンス)は、優しさとぬくもりを感じることもでき、防音対策効果もあります。「木は腐りやすく、メンテナンスをする必要がある」という印象がありますが、湿気にも害虫にも強いハードウッドを使用すれば、その心配は必要ありません。ウリンやイペ、イタウバなどのハードウッドを選ぶと、メンテナンスの手間を軽減できます。

その他の素材

目隠しフェンスはここまで紹介してきたような素材が一般的ですが、中には他の素材を使う方もいます。例えば、和風の庭に合う竹垣、洋風の庭に合うラティスなどが挙げられます。竹垣はしっかりと視線を遮ることができて、和風の庭の雰囲気を壊すこともありません。

一方でラティスは、樹脂などの素材で作られた、木目格子風のデザインのフェンスです。デザイン性の高いオシャレな見た目ではありますが、格子の幅が広く目隠しとしての役割は弱いというデメリットがあります。

目隠しフェンスの後付けにかかる費用

ここまで、目隠しフェンスの素材について解説しましたが、実際に目隠しフェンスを取り付けるとなると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

目隠しフェンスの後付けには、支柱工事の費用と組立費用、フェンスの本体費用がかかります。フェンスの本体費用は素材によって大きく変わるため、費用を抑えたい方は素材にも注目すると良いです。

例えば、アルミフェンスの本体費用は1メートル当たり5,000円〜6,000円、木製フェンスの本体費用は1メートル当たり20,000円〜30,000円など、その値段は大きく異なります。製品によって値段は違うので、必ずしもこの通りの値段になるわけではありませんが、基本的に木製フェンスは高くなりやすい傾向です。

また、取り付けるフェンスの長さや高さも費用に大きく影響します。予算と相談しながらフェンスの高さや素材などを決めるようにしましょう。

FUJISHOでは、後付けフェンスを設置した事例が多数ございます。施工事例のページで施工費用も合わせて詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目隠しフェンスを後付けするときのポイント

次に、目隠しフェンスを後付けするときのポイントを紹介します。注意点を事前に知っておかないと後悔する可能性もあるので、しっかりと確認しておきましょう。

  • 高さをしっかりと確認する
  • 隙間のあるフェンスを選ぶ
  • お隣さんに事前に話をしておく

それぞれのポイントを解説していきます。

高さをしっかりと確認する

目隠しフェンスの目的は目隠しなので、目隠しできる高さにないと意味がありません。通行人が通るときの目線の高さや、周囲からの視線の位置などを把握した上で設置をするようにしましょう。

しかし一方で、目隠しフェンスがあまりに高い位置にあると圧迫感があり、庭が狭く感じるという人もいます。さらに、日当たりが悪くなるというデメリットもあるため、事前に高さをしっかりと検討するようにしてください。

隙間のあるフェンスを選ぶ

先ほども少し解説しましたが、完全に目隠しをしているフェンスでは、不審者が入り込んでいても気がつかないなど、防犯面で不安があります。さらに、隙間が全くないフェンスは圧迫感を感じやすいため、素材などを考慮しながら圧迫感を抑える工夫が必要です。

目隠しフェンスに隙間があると、風通りが良くなって強風でもフェンスが倒れにくいというメリットもあります。完全に隙間をなくすのではなく、人の視線が気にならない程度に少し隙間を持たせるのがおすすめです。

お隣さんに事前に話をしておく

お隣さんからすぐ見えるから視線が気になってしまう、庭にフェンスを後付けする際にまとめて取り付けておきたいなど、お隣さんとの間に目隠しフェンスを後付けしたいという人もいますよね。

しかし、お隣さんとの間に後付けフェンスを取り付ける際は、事前に話をしておかないと近所トラブルになる可能性があります。目隠しフェンスの設置は、お隣さんにとってもフェンスができてしまうということです。

許可なく目隠しフェンスを設置してトラブルになったら、撤去しなくてはいけないリスクもあるので、事前に相談しておくようにしましょう。

目隠しフェンスの後付けは業者への依頼がおすすめ

目隠しフェンスをDIYで作ることを検討している方も多いかもしれませんが、DIYでの設置はあまりおすすめできません。DIYで作ったフェンスは安全性があまり高くないため、自然災害で倒れてしまう可能性も考えられます。

安全に目隠しフェンスを設置するのであれば、業者への依頼がおすすめです。業者に依頼をすれば、どんな素材が良いのか、どのくらいの高さに設置するのが良いのかなど、さまざまな相談にのってもらうこともできます。

まとめ

目隠しフェンスは道路や周囲などの外からの視線を遮るためのもので、普通のフェンスとは役割が異なるのが特徴です。目隠しフェンスを設置することで、周囲の人の視線が気にならなくなるだけでなく、外構がオシャレに見える、防犯効果も期待できるなど、さまざまなメリットが得られます。

しかし、しっかりと高さを確認する、隙間のあるフェンスを選ぶなど、目隠しフェンスの後付けには注意点もあるのです。注意点を意識しながら安全に目隠しフェンスを取り付けるためには、業者に依頼をするようにしましょう。

目隠しフェンスの後付けを考えている方は、ぜひFUJISHOにご相談ください。さまざまな素材に対応したフェンスの取り付けを行っており、お客様の要望に合わせてご提案させていただきます。無料見積もりも行っているので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。