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駐車場の砂利敷きにかかる費用は?安くするコツも紹介

駐車場の砂利敷きにかかる費用は?安くするコツも紹介

「駐車場に砂利を敷きたいと思っているけど、費用がどのくらいかかるのか不安」「費用を少しでも安くする方法はないのか知りたい」という人もいるのではないでしょうか。

この記事では、砂利敷きにかかる費用の内訳や費用相場、費用を安くするコツなどを紹介していきます。駐車場の砂利敷きを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

駐車場に砂利敷きをするメリットデメリット

駐車場の外構工事には、コンクリートやアスファルト、砂利敷きなどのさまざまなタイプがあります。今回は、その中から砂利敷きを考えている人に向けて、駐車場に砂利敷きをするメリットデメリットについて紹介していくので、見ていきましょう。

メリット

駐車場に砂利敷きをするメリットとしては、施工にかかる費用がコンクリートやアスファルトに比べて割安、水はけが良い、熱がこもりにくいなどが挙げられます。雨が降っても水たまりができにくく、夏の日差しが強い時期の照り返しを防ぐ効果があるのです。

また、砂利を敷くことで車や人が通るときに音が出るので、不審者がいる場合に気付きやすく、防犯効果が期待できます。さらに、砂利の下に防草シートを敷けば、雑草が生えにくくなる効果が得られるというのもメリットです。

デメリット

駐車場を砂利敷きにするデメリットとしては、騒音になってしまう、定期的なメンテナンスが必要なことが挙げられます。音が出るのは防犯にはなるというメリットがありますが、人によっては騒音に感じてしまう可能性があるのです。特に、深夜や早朝などに車の出し入れをする方は、近所の迷惑にならないように音に注意しなければいけません。

また、砂利は車の重みで動いたり飛び散ったりしてしまうため、定期的なメンテナンスが必要になるでしょう。さらに、小さい子どもがいる家庭にとっては、ベビーカーなどを移動しにくいというデメリットもあります。車椅子も同様なので、ベビーカーや車椅子を日常的に使う場合には検討が必要です。

駐車場の砂利敷きをする際の作業内容

駐車場の砂利敷きは、主に下記の3つの工程で行われることが多いです。砂利敷きの作業の流れについて、見ていきましょう。

  • 草むしり・土ならし

まずは、砂利を敷く予定の土地を雑草のない綺麗な状態にします。根が残っていると、砂利を敷いた後に雑草が生えてきてしまうため、根っこの部分から全て取り除いていきます。

その後、砂利を入れる分の土を掘り下げて平らにしていく流れです。土ならしには、床均し・転圧といった工程があります。床均しは土を掘り下げて整える作業で、地面の厚みを均一にするために行います。転圧は地盤を締め固める作業で、転圧を行うことで砂利が均等に敷けるようになるのです。

  • 防草シート

雑草が生えないように防草シートを敷き詰めます。シートを敷くことで雑草が生えにくくなり、もし生えても根が広がらないので処理をしやすくなります。

  • 砂利敷き

防草シートを敷いたら、その上に砂利を敷いていきます。均一な厚さで平らになるようにならしながら敷いたら、作業は完了です。また、すでに砂利が敷いてある場合には、事前の撤去が必要になります。

防草シートと砂利敷きの作業内容については、「防草シートと砂利敷きの施工を依頼するには?業者の選び方も解説」の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

砂利敷きにかかる費用の主な内訳

作業内容でも解説した通り、砂利敷きにはさまざまな工程があります。ここでは、それぞれの工程ごとの費用相場について紹介していくので、見ていきましょう。

草むしり・土ならし

草むしり作業の費用相場は、1㎡あたり500円〜800円ほどです。草むしりの費用は敷地面積だけでなく、雑草の伸び具合によっても変わるため、あくまで目安として参考にしましょう。

先ほども解説した通り、土ならしには床均し・転圧の2つの作業があります。床均しの費用相場は1㎡あたり1,200円〜1,500円ほど、転圧の費用相場は1㎡あたり1,300円〜1,500円ほどです。転圧の費用は、土の状態などによっても変動します。

防草シート

防草シートは、雑草が砂利の隙間から生えないようにするために敷くシートです。防草シートには太陽の光を遮る作用があり、雑草が生えるのを防ぐ効果が期待できます。防草シートの1㎡当たりの値段は500円〜800円ほどですが、防草シートの機能性や種類によっても費用が異なります。

砂利敷き

砂利敷きにかかる費用の相場は、1㎡あたり2,000円~7,000円ほどです。費用に幅があるのは、使用する砂利の種類や量、駐車場の立地条件などによって費用が変動するからです。砂利を敷く面積が大きければ砂利の量も多くなるので、費用はその分高くなります。

砂利敷き業者に依頼する際の砂利の種類などによる値段の違いは、「砂利敷きを業者に依頼すると費用はどのくらい?内訳を紹介」で紹介しておりますので、参考にしてみてください。

砂利の撤去

すでに砂利を敷いていて、新しい砂利に交換したいという場合には、砂利を撤去する費用がかかります。砂利の撤去を専門業者に依頼する場合、撤去する砂利の量などにもよりますが20,000円〜50,000円程度かかることが多いです。砂利や土などを自分で捨てるのは難しいので、処分するには専門業者に依頼する必要があります。新しい砂利と交換する作業と一緒に依頼するほうが、砂利の撤去と処分だけを依頼するよりも割安になるでしょう。

駐車場の砂利敷きの費用相場

駐車場の砂利敷きにかかる費用相場は、使用する砂利の種類や砂利を敷く際の厚みなどによっても変わってきます。車を停める駐車場の場合は、車の重みに耐えなければいけないので、人が通る道などよりも大きいサイズを選ぶ必要があるでしょう。

駐車場に最適な砂利のサイズは、8〜10㎜ほどになります。また、砂利を敷く厚みも駐車場と人が通る道では違っています。人が通る道路の場合、3〜5㎝もあれば十分ですが、車が停まる駐車場は10〜12㎝ほどの厚みが必要です。

例えば、8㎡の駐車場に10cmの厚みで砂利を敷く場合、8㎜ほどの枠石なら20万円ほどの費用になるでしょう。砂利の種類や大きさによってはこれより高くなる可能性も高いです。

砂利敷きの料金を安くするには?

砂利敷きにかかる料金を少しでも安くする方法として、まずは使用する砂利をできるだけ安いものにする方法が挙げられます。砂利にはさまざまな種類があるので、できるだけ安価なものを使えばその分安くなります。ただし、砂利の大きさなどによっては駐車場には適さないものもあるので、専門業者に確認してから選ぶことが大切です。また、砂利の厚みを薄くするといった方法もありますが、最低限、駐車場に必要な厚みは確保しておく必要があります。

駐車場に敷くのにおすすめの砂利

駐車場に敷き詰める砂利の種類としては、砕石や錆砂利、五色砂利などが挙げられます。この中でも、特に駐車場に適していて価格もリーズナブルなのは砕石です。砕石は大きな岩を砕くことで人工的に作られています。

錆砂利も駐車場に向いていますが、価格は砕石よりも割高です。五色砂利は装飾用として使われることが多いので丸みを帯びており、駐車場にはあまり向いていません。

駐車場の砂利敷きを依頼する際の注意点

駐車場の砂利敷きを依頼する際には、下記の2つの注意点に気を付けるようにしましょう。

  • 現地調査をした上で見積もりをしてもらう
  • 値段だけで業者を決めない

それぞれの注意点を解説していきます。

現地調査をした上で見積もりをしてもらう

砂利敷きを専門業者に依頼したい場合には、現地調査を行った上で見積もりを出してもらうのがおすすめです。同じ内容の作業でも、立地条件などによって費用が変わる場合がありますが、現地調査をしていれば、立地条件なども加味した上で正確な見積もりを出してもらえます。追加費用が発生する心配がないので、安心して依頼できるでしょう。業者によっては、無料で現地調査や見積もりを行ってくれるところもあります。

値段だけで業者を決めない

砂利敷きの業者を選ぶ時には、どうしても値段ばかり目が行ってしまいがちです。勿論、費用が安いことに越したことはありませんが、施工内容や今までの実績などにも着目する必要があります。実績が少ないところだと、草むしりが不十分で後から雑草が生えてきてしまったりなど、後々大変になる可能性があります。十分な実績がある業者に依頼すると良いでしょう。

また、電話で問い合わせをする際や見積もりの際に、しっかりと対応してくれるかどうかも大切です。質問にきちんと答えてくれるか、契約を急いでいないかなどを確認して、信頼できる業者に依頼するようにしてください。

まとめ

駐車場を砂利敷きにするメリットには、水はけが良い、熱がこもりにくいなどが挙げられます。さらに、コンクリートやアスファルトに比べて施工にかかる費用が割安という大きなメリットもあるのです。

しかし、駐車場の砂利敷きを依頼する業者を「費用が安いから」という理由だけで選んでしまうと、後悔する可能性もあります。今までの実績や電話や見積もりの際の対応なども参考にしながら選ぶようにしましょう。

FUJISHOは、砂利敷きを含めた外構工事を主に手掛けています。玄関周りのさまざまな工事の実績が豊富にあり、砂利敷きを行ってきた経験も多いです。現地調査を行った上で見積もりを出して、要望に合った提案をしているので、ぜひお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。