砂利敷きを業者に依頼すると費用はどのくらい?内訳を紹介
「砂利敷きをしたいと思っているけれど、どのくらい費用がかかるのか分からない」「砂利敷きを依頼するときのために費用相場を知っておきたい」という人は多いのではないでしょうか。
砂利敷きの費用相場は砂利を敷く面積、砂利の種類や量、厚みなどによって変わるため、自分の依頼したいところに当てはめて考えてみると良いでしょう。この記事では、業者における砂利敷きの作業内容と各工程の費用、費用相場、費用を安く抑える方法などを解説していきます。砂利敷きを業者に依頼したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
業者における砂利敷きの作業内容と各工程の費用
砂利敷きの主な作業工程は下記の4つです。砂利敷きを依頼する際は、基本的にこれらの4つの工程を行うことを想定した費用が提示されます。
- 草刈り
- 床均し
- 転圧
- 防草シート敷き
ここでは、それぞれの工程がどのような作業内容になっているのかを解説すると同時に、各工程の費用相場も紹介していきます。砂利敷きの作業費用の内訳を知りたいという方は、ぜひご覧ください。
草刈り
砂利を敷く前に、まずは砂利を敷く場所の雑草を刈り取ります。根が残ったままだと、その上から砂利を敷いても間から再び草が生えてきてしまうため、草を根っこごと取り除くことが大切です。
草刈り作業の費用相場は、1㎡あたり500円〜800円ほどになります。例えば、草刈り作業が必要な敷地面積が50㎡だとすると、費用相場は大体25,000円〜40,000円です。草刈りの費用は、敷地面積だけでなく、雑草の伸び具合によっても変わります。
床均し
床均しとは、地面の厚みを均一な状態にするために、土を掘り下げて整える作業です。木の根や大きな石が埋まっている場合は、それらも取り除きます。
床均しをすることで、砂利を均一かつ綺麗に敷くことが可能になるのです。床均しをしっかりしておかないと、凹凸部分に雨水が溜まったり石の高さがちぐはぐになったりする原因になるため、丁寧に床均しをしておかなければいけません。
床均しの費用相場は1㎡あたり1,200円〜1,500円ほどです。
転圧
転圧とは、基礎になる地面の密度を高め、地盤を締め固める作業のことです。基本的にはローラーなどの重機を使って土砂から空気や水を押し出し、地面を固めていきます。転圧をすることで砂利が均等に敷けて、より綺麗になるのです。転圧を怠ると地面が凸凹になり、人が歩く度に地面が沈んでしまうといった問題が起きてしまう可能性があります。
転圧の費用相場は、1㎡あたり1,300円〜1,500円ほどです。転圧の費用は土砂の状態や使用する重機の種類などによっても変動します。
防草シート敷き
砂利を直接地面に敷くと隙間から雑草が生えてきてしまうため、防草シートを敷く必要があります。防草シートは太陽光を遮断してくれるので、雑草が成長するのを防いでくれる効果が期待できるのです。また、風で飛んできた雑草の種子が土に付くのを防ぐ役割もあります。
防草シートは、隙間ができないようにくまなく敷くのがコツです。そのため、実際の敷地面積よりも長めに準備しておく必要があります。
防草シートは1㎡あたり500円~800円が相場です。機能や材質によって費用は変わります。
砂利敷き業者に依頼するときの費用相場
砂利敷きを業者に依頼した場合の費用相場は、1㎡あたりおおよそ2,000円~7,000円です。例えば、20㎡の庭の場合は40,000~140,000円ほどになります。もっとも、この費用相場はあくまで目安です。実際には、居住地域、庭の立地条件、砂利の種類や量、庭の状態によっても変わってきます。
砂利敷きは個人でもできますが、作業に時間と労力をかけたくないという場合は、業者に任せたほうが効率的にできる上に、砂利を綺麗に敷いてもらうことが可能です。作業にかかる大まかな費用を計算してみて、個人で作業するか業者に依頼するか選ぶと良いでしょう。
実際に業者にお問い合わせをして見積もりをしてもらうと、より詳しく費用を把握できます。
FUJISHOの砂利敷きの費用については、こちらからお問い合わせください。
砂利敷きの費用相場は条件によって異なる
砂利敷きにかかる費用は、作業面積や使用する砂利の種類、敷く際の厚みといった条件によっても大きく異なります。したがって、「何時間作業したか」「作業員は何人か」といった基準で単純に算出できるものではありません。
砂利敷きにかかる費用を算出したい場合は、以下で説明する項目ごとに実際の作業内容を当てはめて計算する必要があります。
砂利を敷く広さ
砂利を敷く面積が広くなるほど使用する砂利の量も増えるため、費用も高くなります。砂利敷きをする際は、まず敷きたい部分の面積を把握しておくことが大切です。庭や外構に敷く場合は、縦の長さと横の長さを掛け合わせて大体の面積を算出しておきましょう。
例えば、砂利敷きしたい庭の縦の長さが2m、横の長さが8mの場合、砂利敷きする面積は16㎡です。
砂利敷きする面積を減らせる場合は、面積を狭くすることで費用を安く抑えられます。しかし、面積を狭くしたとしても、使う砂利の種類や砂利敷きの厚みによっては費用が高くなることもあるので、注意しましょう。
砂利の量
砂利にかかる費用を算出する際には、まず、どのくらいの量の砂利が必要かを把握しておかなければいけません。砂利を敷くのに最適な量は、1㎡あたり60kg~80kgとされています。砂利が細かければ厚みがなくても地面を覆える、反対に砂利が大きいと隙間から地面が見えてしまうので厚みが必要など、砂利の種類や大きさによって異なりますが、大体の量を把握する際の参考にはなるでしょう。
例えば、砂利敷きする面積が16㎡であれば、16(㎡) × 60(kg)= 960(kg)となるので、大体 960kgほど必要となります。多めに敷きたいなどの希望に合わせて代入する数字を調整して見ながら計算してみてください。
砂利の種類
砂利敷きに用いられる砂利にはさまざまな種類があり、費用相場も異なります。そこで、主な砂利について費用相場や特徴などを表で見ていきましょう。
1粒の大きさ | 特徴 | 費用相場 | |
瓦チップ | 5~15mm | 瓦を砕いて再利用したもの | 398円~/12㎏ |
ガーデンストーン | 3~5mm | 洋風 | 498円~/10㎏ |
白玉石 | 10~20mm | 丸みを帯びた白い石 | 1,980円~/10㎏ |
青砕石 | 10~20mm | こすれて音が出るので防犯砂利としても | 1,780円~/10㎏ |
五色砂利 | 10~15mm | さまざまな色の砂利を組み合わせた砂利 | 2,400円~/20㎏ |
表にある費用相場はあくまで目安です。販売時期や店舗によっても異なるため、使用する砂利は業者に相談しながら選んでみてください。
砂利の厚み
先ほども少し解説した通り、砂利を何センチの厚みで敷くのかは、使用する砂利の種類によっても変わってきます。例えば、小さめの砂利なら厚みは約3センチが理想です。一方、500円玉サイズ(直径3センチ弱)を超えるような大きな砂利であれば、厚みは4〜5センチはほしいところです。
大きさが約3センチの砂利で厚みが3センチの砂利道を作ろうとしても、厚みに対して砂利が1粒しかないことになってしまうため、使用したい砂利を敷く際に必要な厚みも確認しておくと良いです。
砂利敷きの費用を安くするコツ
砂利敷きにかかる費用をできるだけ安く抑えたいという人もいるかと思いますが、費用を抑えるなら下記のような方法が効果的です。
- 安い砂利を選ぶ
- 敷く砂利の厚みを薄くしてもらう
それぞれ見ていきましょう。
安い砂利を選ぶ
砂利敷きの費用を抑えたいなら、安い砂利を選ぶのがおすすめです。例えば、家の瓦を砕いて再利用した瓦チップは、白玉石や青砕石などと比べると、かなり費用を抑えられます。
瓦チップのデザインは赤茶色が特徴的で、砂利として敷くととても存在感があります。特に使用する砂利のこだわりがない方などは、瓦チップを選んでみると良いでしょう。
使用する砂利のデザインにこだわりがある方は、似たようなデザインでもっと安い砂利がないかなどを業者に相談してみてください。
敷く砂利の厚みを薄くしてもらう
敷く砂利の厚みを厚くしようとすると、それだけ砂利の量も多くなって費用がかかります。したがって、砂利の厚みを薄くするのも費用を抑えるための1つの方法です。しかし、厚みのある砂利で薄くしてしまうと地面が見えてしまうため、小さめの砂利を選んで薄くしてもらうと良いでしょう。そうすれば、厚みが薄くても土が見えにくくなります。砂利を選ぶ際には、料金だけでなく、厚みも考慮して選んでみてください。
FUJISHOでは、実際に現地の調査をしてから打ち合わせ・見積もりを行っております。ご希望の条件に合わせた見積もりも可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。
FUJISHOへの依頼の流れは、こちらのページからご参照いただけます。
外構に砂利を敷くメリット
外構に砂利を敷くメリットとしては、主に下記の3つが挙げられます。
- 雑草が生えにくくなる
- 防犯効果が得られる
- 水はけが良くなる
砂利を敷く際は防草シートも敷くことになるため、雑草が生えにくくなります。仮に生えたとしても、砂利の隙間から生えた雑草は引き抜きやすく量も少ないので、手入れが楽です。また、砂利敷きの上を歩くと足音が鳴るので、不審者の侵入に気付きやすくなるというメリットもあります。
さらに、砂利を敷くと雨が降っても水分が砂利に吸収されるため、水はけが良くなります。水たまりができにくく、見た目の面だけでなく衛生面でもメリットがあるのです。
外構に砂利を敷くデメリット
外構に砂利を敷くデメリットは、主に下記の2つです。
- 落ち葉などの掃き掃除が大変
- 車いすやベビーカーが動きにくい
砂利があると、落ち葉などの掃き掃除をする際に砂利まで一緒に掃いてしまうため、掃除がしにくくなるといます。また、砂利の上では車いすやベビーカーの車輪が取られやすく、動かしにくくなる点もデメリットです。ヒールのある靴も砂利の上は歩きにくいので、間に敷石を置くなどの対策をするのも良いでしょう。
まとめ
砂利敷きを業者に依頼した場合の費用は、砂利の種類や厚み、作業面積などの条件によって変わります。したがって、依頼する際はどのくらい費用がかかりそうか、事前に見積もりを依頼して確認しておくと安心です。自分が譲れない部分と妥協できる点を洗い出し、どういった点で費用を抑えられるか決めておくと良いでしょう。
FUJISHOでは、さまざまなニーズに合った砂利敷きを提案しております。庭の立地条件や状態、砂利敷きについての希望も反映した詳しい見積もり金額を出す場合は現地調査が必要ですが、FUJISHOではお見積もりを無料で行っています。
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